こどもウオークから学ぶ歩育の推進

 冒頭から恐縮ですが、新聞記事から話題を拾いました。
 それは、8月12日付け、東奥日報朝刊に「励ましあい100キロ完歩」という見出しです。どれどれと老眼鏡を近づけ見ると「五所川原~中泊往復、児童31人3泊4日で往復」とある。主催は、五所川原青年会議所が企画、同市の高校生や大学生がボランティアスタッフとして参加していたといいます。
 それにしても、大胆な思い切ったことを考え、行動に移したものです。歩く対象は、小学校4年生から6年生だそうで誰一人脱落する生徒もなく、全員無事完歩達成を果たしたそうです。たいしたものです。
 本事業は、親元を離れ、団体行動で歩くことを通じて、思いやりの心を学ぶ「じょっぱりロード2014-OMOIYARIへの旅」と称しており、みんな達成感あふれる笑顔で10日午後4時過ぎにゴールの様子が写真入りで掲載されていました。誠にすばらしいことです。
 生徒の中には、「初日から足が痛くて、テーピングしてもらってがんばって歩いた」という生徒、そして、「友達やスタッフの人たちに支えられてゴールが出来た」という生徒。そこには、生徒もスタッフも一丸となり、目標達成のために一致団結してのウオーキングが垣間見えるのが楽しいかぎりです。
 このような経験が子供たちの健康・体力はもちろん、人としての思いやりの心を自然のうちに学んでいることがすばらしいことです。すなわち、ウオーキングの教育上の効果とはこのことでしょうか。
 振り返れば、本協会はもとより、日本ウオーキング協会を筆頭に「歩育事業」を重要課題としていますが、一向に広がりをみせていません。これは我々の努力が足りないこともさることながら、こうして、事業を支える若い人たちに対して、ウオーキングを理解してもらう努力が足りないのではないのか。と自問自答しているこの頃です。
 子供たちが学校において、放課後、夏休みなど、友達と仲間たちと歩く楽しさを体感できるような環境を構築することが大事であり、そのためには、繰り返しますが,若いスタッフ、若いウオーカーの育成の必要性を痛感した記事でありました。

 誠に涼風の如くの一服でありました。

 

2014年8月12日
青森県ウオーキング協会会長 江良 孝昭