青森国際芸術センター新緑ウオークに参加して

 薫風香り、コロナ禍も治まりつつある五月二十一日、うす曇の穏やかな朝。青森公立大学バス停車場に健脚自慢のウオーキングクラブメンバー三十数名が集まった。「あらぁー、ひさしぶりー」「元気にしてたー」。しばらくぶりにみる顔に三々五々、あちらこちらで楽しいおしゃべりに花がさく。
 出発時間になり、いつもならコース毎に歩きだし、別のコースの方とは中々お話しできないのだが、この日は、A健脚コース・Bゆったりコースも混じっての一斉スタート。芸術センターの名称のごとく、ウオーキングコースに色いろな芸術作品が目にとびこんでくる。
 じつは、ここは私の生活圏内で散歩がてら何度か足を踏み入れたことがある。しかし、いかんせん芸術音痴の私にはなにがなにやら? さっぱりである。
 やがて、展示棟にくると芸術センターの案内の方がハンドマイク片手にセンターの成り立ち、そしてウオーキングコースにでて各々の作品の解説をしてくださった。年寄りのステッキかと思っていたものが「関係―時の杖」だったり、こんなところにもなんで大きな岩がある? とおもっていたものが「八甲田山」という作品で、しかもそれまで気付かなかった岩の裏に作者の文章があったり。これでようやく長年霧のむこうにあった(?)が腑におちた。
 リーフレット片手にこの作品はどうのこうのと寸評を話しながらやがて山道に。雨が降ると滑り落ちそうな壁土の上り下りをおっかなびっくりで通り、調整池を過ぎると大きな藤の木から流れ下る藤の花。その手前にはそれに負けじと咲き誇る桐の木の花。目を足下に移せば、名の知らぬさまざまな小さな花が咲き乱れ、まさに春爛漫を満喫した。
 無事に新緑ウオークも終わり、再開を約し帰路についた昼過ぎ、曇っていた空からポツリポツリと。
 ウオーキングクラブの晴れ男、晴れ女に感謝してお昼ご飯の食卓についた。

青森ウオーキングクラブ  木村 信悦

新緑ウオーク1 新緑ウオーク2
新緑ウオーク3 新緑ウオーク4

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